診療科案内

消化器内科

消化器内科について
特 色

 消化器内科では消化器病の診療に加え、風邪や肺炎などの一般内科疾患についても内科と協力して診療に当たっています。消化器病は消化管出血、急性膵炎、急性閉塞性化膿性胆管炎などの緊急性の高い病気や、消化器領域の癌の診断・治療、慢性的な炎症性疾患などがあり、それらの広い分野を担当しております。その中でも特に内視鏡をつかった治療(食道・胃・大腸などの早期癌の切除や出血の治療、胆膵疾患の内視鏡治療等)を得意としております。

 本年度(2017年4月)から消化器内科医師数の減少により規模の縮小を余儀なくされております。今後もさらに医師数の減少が予想される、非常に厳しい舞鶴地区の医療情勢ですが、診療出番表の工夫(午後外来への変更等)や医師業務の見直し、看護師やパラメディカルの協力等により、できるだけこれまでの診療レベルが維持できるように努めております。

診療実績・件数
項目\年度 2013年度 2014年度 2015年度 2016年度
総内視鏡件数 3,054 3,196 3,804 3,696
上部内視鏡(検査・治療) 2,326 2,484 2,842 2,836
ドック上部内視鏡検査 1,042 1,144 1,476 1,603
経鼻内視鏡検査 282 305 358 357
超音波内視鏡検査 22 34 39 60
上部治療内視鏡(全治療) 71 86 77 43
上部ESD 33 32 25 17
下部内視鏡(検査・治療) 451 647 900 799
下部治療内視鏡 163 212 343 306
下部ESD 3 0 2 3
胆膵内視鏡(検査・治療) 43 65 62 61

 

項目\年度 2014年度 2015年度 2016年度
外来患者延数 9,552 9,947 8,882
紹介患者数 298 447 437
新患患者数 1,136 1,283 1,192
再診患者数 8,416 8,664 7,690
入院患者延数 8,226 10,934 8,180
スタッフ紹介
消化器内科 部長 酒田 宗博 平成8年卒
学会資格 内科認定医 日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会専門医
所属学会 日本内科学会 日本消化器病学会
日本消化器内視鏡学会
一言 患者様に「今日のカメラは今までで一番楽でした」
と言っていただけるように、内視鏡スタッフの協力の
もと、日々精進しております。

 

消化器内科 医師 雨宮 可奈 平成24年卒
学会資格 内科認定医 認定産業医
所属学会 日本内科学会 日本消化器病学会
日本消化器内視鏡学会 日本アンチエイジング学会

 

消化器内科 医師 加賀谷 たえ 平成18年卒
学会資格 救急科専門医 内科認定医
所属学会 日本救急医学会 日本内科学会
日本消化器病学会 日本消化器内視鏡学会

ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)について
ESDとは

早期胃癌などの内視鏡治療法のひとつで、専用の電気メスを使って病変の周囲を切開した後に病変の下の粘膜下層を剥離して病変を切除する治療法です。従来の内視鏡治療法に比べて、広い病変でも切除可能であり、正確な病理診断(病変の深さ、血管やリンパ管への浸潤などの診断)を行うこともできるという利点があり、近年多くの施設において行われるようになってきています。

ESDの適応

原則としてリンパ節転移がほとんどなく腫瘍が一括切除できる大きさ・部位であることとされています。当院では日本消化器内視鏡学会のガイドラインに沿って適応を判断し、患者様とご家族に説明し、同意のもとで治療を行っております。具体的にはESDの適応は絶対適応病変・適応拡大病変に分かれます。絶対適応病変は2㎝以下の分化型(たちの良い癌)M癌(深さが粘膜層にとどまる浅いもの)で潰瘍を伴わない病変です。適応拡大病変は①2㎝以上で潰瘍を伴わない分化型M癌、②3㎝以下で潰瘍を伴う分化型M癌、③2㎝以下で潰瘍を伴わない未分化型(たちの悪い癌)M癌となっています。当院では治療適応の判断のため、特殊光(NBI)を併用した拡大内視鏡検査や超音波内視鏡検査を行い、正確な術前診断をするように心がけております。

NBI拡大内視鏡検査
(腫瘍の組織型や境界の診断)
NBIという特殊光と拡大内視鏡を併用した内視鏡写真です。写真の点線の左側が正常胃粘膜、右側が胃癌です。正常粘膜にくらべ胃癌では粘膜模様や血管が不ぞろいとなっているのが判り、境界診断が明瞭に行えます。また、胃癌の部位の血管は細かい網目状で高分化腺癌に特徴的なファインネットワークパターンであり、高分化腺癌と診断できます。

超音波内視鏡検査
(腫瘍の深さの診断)
内視鏡の中を細い超音波装置を通して胃癌を観察した超音波内視鏡写真です。写真の}で示した部位が胃の壁の厚みになります。胃の壁はおおまかに5層に分かれており、真ん中の白いところが粘膜下層です。層構造が明瞭に観察され、腫瘍による粘膜下層への浸潤はないと判断できます。
ESDの方法
 a. 病変を確実に切除するために、病変の5㎜外側にマーキングをする。
 b. 病変部と周囲の粘膜下層にヒアルロン酸を局所注入し、病変部を膨隆させる。
 c. 専用の電気メス等で病変の周囲(マーキングの5㎜外側)を切開する。
 d. 粘膜下層を剥離していく。
 e. 剥離をすすめて病変部を完全に切除する。

 

ESDの当院での治療成績について

当院では食道・胃十二指腸のESDを2008年から、大腸のESDを2012年から行っております。2016年度までの当院のESDの成績を部位別に提示します。

  食道ESD 胃ESD 大腸ESD
症例数 14 240 10
一括完全切除率(病変が一括切除され、かつ切除断端が陰性の症例の割合) 100% 98.8% 90%
治癒切除率(ガイドラインにて外科切除等の追加治療を必要としない症例の割合) 85.7% 92.1% 90.0%
平均処置時間(分) 134 157 166
穿孔率 0% 0.83% 0%
出血率 0% 1.67% 0%

当院では熟練医師の指導のもとで若手の先生方も積極的に治療にあたっておりますが、一括完全切除率・治癒切除率ともにいずれの部位でも高く、穿孔率・出血率についても都会の大病院の報告に比べて同等かやや少ない状況です。平均処置時間はやや長めですが、これは時間のかかる潰瘍瘢痕を伴った症例や治療困難な部位の症例などにも積極的に治療を行っていることによると思われます。処置の工夫などによりさらに時間短縮を目指しております。

外来担当医表

平成30年1月以降の外来担当医表につきましては、下表のとおりとなります。

 
新患外来
(※)
(午後)酒田
(予約制)
(電話予約可)
 -  (午後)雨宮
(予約制)
(電話予約可)
再診外来
(予約制)
(午前)雨宮
(予約制)
 -  (午後)酒田
(予約制)

診察開始時間 午前:9時00分
       午後:13時20分

※予約のお電話の受付時間:平日午後2時~午後4時
             当日分のみ月・木曜日午前9時~12時

※当日の受診(月・木曜日の新患外来)につきましては、予約枠に空きがございましたら受付が可能ですが、予約枠が一杯の場合は後日の予約となります。急患の方は要相談となります。消化器疾患以外の患者様はなるべく受診をご遠慮ください。

舞鶴赤十字病院 ☎0773-75-4175

消化器内科からのお知らせ

現在はありません。

代診のご案内

平成30年3月22日(木)
消化器内科(新患)(予約制)
雨宮医師が不在の為、加賀谷医師が診察いたします。

休診のご案内

平成30年2月19日(月)
消化器内科(新患)(予約制)
酒田医師が不在の為、休診いたします。

平成30年3月19日(月)
消化器内科(新患)(予約制)
酒田医師が不在の為、休診いたします。

平成30年3月29日(木)
消化器内科(新患)(予約制)
雨宮医師が不在の為、休診いたします。