舞鶴赤十字病院の基本理念である「人道・博愛」のもと、個人の尊厳を尊重し、患者さまを中心とした質の高い、安心・安全な医療を提供することが病院の使命です。
医療安全については、1.患者さまの安全、2.職員の安全、3.医療事故への対応、4.医療の質の担保などに組織で取り組む必要があると考えています。
医療安全推進室を中心として、組織で取り組んでおり、提供する医療について患者さまやご家族に十分な説明を行い、理解を得るとともに意見を取り入れ、相互に協力する関係を基本としています。
防犯設備の充実、連絡体制の整備、警察との連携、弁護士などと共同して対応を行っております。
赤十字ガイドラインに沿った、病院としての対応を本社や弁護士と連携しながら行っております。
教育研修推進室を中心として、職員の教育研修環境の整備に取り組んでいます。各部門・部署と連携しながら多職種が専門性を活かしてチームで関わります。医薬品、医療機器、個人情報の安全管理などにも取り組んでおります。これらの活動の中心となる医療安全推進室のメンバーは総括的役割を担う室長に副院長、医療安全管理者、薬剤師、事務職員の4名で構成しています。
当院では安全管理を目的として以下の体制をとっております。
常に危機意識を持って、患者さまが安心して安全な医療を受けられるよう次の事項に留意し、日々業務に取り組むよう啓発しています。
当院では医療安全の取り組みとして、患者さまに医療への参画をお願いしております。
外来やリハビリテーションセンターに1日400名以上の患者さまが来院されます。 当院での受診歴がある患者さまで、同じ名字の方は約100組、同姓同名の方は約20組おられます。このような中、患者さまの間違いを回避するために以下のことにご協力をお願いいたします。
診察、注射、検査、レントゲンなどで看護師や検査技師が患者さまをお呼びし、お名前と生年月日などをお尋ねします。その際は、患者さまご自身にお名前をフルネームで名のっていただいております。同姓同名の患者さまの場合は、生年月日や住所なども照合させていただくことがあります。
平成25年9月からリストバンドによる入院患者さまの誤認防止に取り組んでおります。 入院中は常時リストバンドを装着していただきます。 リストバンドには患者さまのお名前、性別、生年月日、ID番号が記載されています。 入院時に看護師が記載内容を患者さまやご家族と照合の上、主に手首(まれに足首)に装着させていただきます。 入院中は医師・看護師・薬剤師・検査技師など多くの医療従事者が関わりますので、点滴や静脈注射、輸血、検査などで、リストバンドとコンピューター端末を用いて照合させていただきます。 手術室におきましては、患者さまには「手術部位(左右)」と「お名前をフルネーム」で名のっていただき、リストバンドと手術依頼票や電子カルテと照合させていただきます。お名前や部位以外に血液型などをお尋ねすることもありますので、ご協力お願いいたします。
患者さまやご家族のご相談などにお応えするため患者相談窓口を設けております。窓口は1階受付カウンター内に設けており、受付時間は午前8時30分から午後5時までです。医療・福祉・介護、入院・転院、医療安全に関することなどお気軽にご相談ください。
病院は住み慣れたご自宅の環境とは異なり、病気やけが、手術や検査、お薬、加齢などの影響から予想以上に転びやすい状況にあります。ご心配なことがございましたら、遠慮なく主治医や看護師にお尋ねください。
お薬手帳をお持ちの方は、外来を受診される際や入院される際には必ずご持参ください。お薬手帳を提示いただくことで、お薬の重複投与や危険な飲み合わせを防ぐことができます。お薬手帳は、どの病院・診療所・施設で出されたお薬も一冊にまとめておくことが正しい使い方です。
犯罪行為の予防や証拠保全を目的として、施設内の各所に防犯カメラを設置して映像・音声を記録しております。あらかじめご了承ください。
医師・看護師など職員に対して暴言・暴力・威嚇、その他の迷惑行為などをされた場合、適切な診療行為ができなくなります。そのような場合は診察時に事務職員や警備員が立ち会い、時には警察に通報することもあります。
新型コロナウィルス感染症対策のため、 味覚、嗅覚の異状や、発熱、鼻水、のどの痛みなど、風邪の諸症状による受診を希望される場合は、事前にお電話にてご相談ください。