年齢区分 | 0~ | 10~ | 20~ | 30~ | 40~ | 50~ | 60~ | 70~ | 80~ | 90~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
患者数 | - | 34 | 21 | 27 | 44 | 109 | 207 | 408 | 410 | 176 |
退院患者数に自費・自賠責・労災等保険外診療を除いています。また、入院から24時間以内に亡くなられた患者数も集計対象外としております。
当院の入院診療科は内科(循環器内科・神経内科・消化器内科)・外科・整形外科・皮膚科・眼科となっています。近隣地域(京都府中丹医療圏)の特性上、人口における65歳以上の人口割合が増加しているため入院患者の割合としても60歳以上の患者数が約85%を占める状況となっております。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
160800xx02xxxx | 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 | 116 | 47.04 | 25.29 | 12.07 | *82.50 | |
070230xx01xxxx | 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 | 81 | 35.79 | 21.38 | 0.00 | 75.23 | |
070343xx97x0xx | 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 その他の手術あり 手術・処置等2 なし | 65 | 17.28 | 15.41 | 1.54 | 74.14 | |
07040xxx01xxxx | 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 | 37 | 33.57 | 18.76 | 0.00 | 69.51 | |
160610xx01xxxx | 四肢筋腱損傷 関節鏡下肩腱板断裂手術等 | 37 | 42.32 | 16.15 | 0.00 | 68.70 |
各診療科に患者さんの多い症例分類について14桁のDPCコード、名称、患者数、当院の平均在院日数、全国の平均在院日数、転院率、平均年齢を表示しております。一入院期間で別の科へ転科した患者さんについては、主となる診療科は医療資源を最も投入した傷病の主治医が所属する科で集計し、同じ疾患に対して複数科で診療を行った場合も、DPC調査データに登録されている診療科で集計をしております。
非常に多岐に渡った整形外科疾患に対応しておりますが、なかでも転倒による大腿骨骨折や、変形性関節症の置換術、脊椎疾患の件数が多く、手術から術後リハビリまでを行っております。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
0400802499x0xx | 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし | 42 | 23.07 | 16.40 | 14.29 | *85.64 | |
050130xx9900x0 | 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 | 20 | 16.35 | 17.33 | 0.00 | *82.90 | |
040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし | 12 | 30.83 | 20.78 | 25.00 | *85.25 | |
0400800x99x0xx | 肺炎等(市中肺炎以外) 手術なし 手術・処置等2 なし | 11 | 22.64 | 18.16 | 9.09 | *85.45 | |
180010x0xxx0xx | 敗血症(1歳以上) 手術・処置等2 なし | 10 | 34.40 | 20.06 | 0.00 | *84.50 |
各診療科に患者さんの多い症例分類について14桁のDPCコード、名称、患者数、当院の平均在院日数、全国の平均在院日数、転院率、平均年齢を表示しております。一入院期間で別の科へ転科した患者さんについては、主となる診療科は医療資源を最も投入した傷病の主治医が所属する科で集計し、同じ疾患に対して複数科で診療を行った場合も、DPC調査データに登録されている診療科で集計をしております。
当院では集計の都合上、消化器内科も合わせて「内科」としております。高齢化に伴い、心不全や誤嚥性肺炎等が多い傾向です。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060160x001xxxx | 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 | 22 | 5.09 | 4.54 | 0.00 | 69.68 | |
060210xx99000x | ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 11 | 11.00 | 9.08 | 0.00 | 72.18 | |
060035xx0100xx | 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし | - | - | 14.81 | - | - | |
060150xx03xxxx | 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 | - | - | 5.32 | - | - | |
060170xx02xx0x | 閉塞、壊疽のない腹腔のヘルニア ヘルニア手術 腹壁瘢痕ヘルニア等 定義副傷病 なし | - | - | 6.85 | - | - |
各診療科に患者さんの多い症例分類について14桁のDPCコード、名称、患者数、当院の平均在院日数、全国の平均在院日数、転院率、平均年齢を表示しております。一入院期間で別の科へ転科した患者さんについては、主となる診療科は医療資源を最も投入した傷病の主治医が所属する科で集計し、同じ疾患に対して複数科で診療を行った場合も、DPC調査データに登録されている診療科で集計をしております。
鼠径ヘルニアが多くを占めております。ヘルニアとは、腹腔内容物(腸管や脂肪)が、腹壁に生じた欠損部を通じて飛び出す状態の事で、いわゆる脱腸です。左右の大腿の付け根部分に発症するのが鼠径ヘルニアと言います。
「-」で表示されている項目については症例数が少ないため計上しておりません。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
050130xx9900x0 | 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 | 13 | 22.85 | 17.33 | 15.38 | *80.15 | |
0400802499x0xx | 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし | 12 | 12.67 | 16.40 | 0.00 | *84.00 | |
040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし | 11 | 28.82 | 20.78 | 9.09 | *86.00 | |
050050xx9910xx | 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 1あり 手術・処置等2 なし | - | - | 3.07 | - | - | |
050210xx97000x | 徐脈性不整脈 手術あり 手術・処置等1 なし、1,3あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | - | - | 9.59 | - | - |
各診療科に患者さんの多い症例分類について14桁のDPCコード、名称、患者数、当院の平均在院日数、全国の平均在院日数、転院率、平均年齢を表示しております。一入院期間で別の科へ転科した患者さんについては、主となる診療科は医療資源を最も投入した傷病の主治医が所属する科で集計し、同じ疾患に対して複数科で診療を行った場合も、DPC調査データに登録されている診療科で集計をしております。
高齢化に伴い、心不全、肺炎、誤嚥性肺炎が多いです。心臓カテーテル検査による入院も行っております。
「-」で表示されている項目については症例数が少ないため計上しておりません。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060100xx01xxxx | 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 | 25 | 2.48 | 2.57 | 0.00 | 65.80 | |
060340xx99x0xx | 胆管(肝内外)結石、胆管炎 手術なし 手術・処置等2 なし | - | - | 9.45 | - | - | |
060102xx99xxxx | 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし | - | - | 7.60 | - | - | |
060350xx99x0xx | 急性膵炎、被包化壊死 手術なし 手術・処置等2 なし | - | - | 10.54 | - | - | |
060020xx04xxxx | 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 | - | - | 7.45 | - | - |
各診療科に患者さんの多い症例分類について14桁のDPCコード、名称、患者数、当院の平均在院日数、全国の平均在院日数、転院率、平均年齢を表示しております。一入院期間で別の科へ転科した患者さんについては、主となる診療科は医療資源を最も投入した傷病の主治医が所属する科で集計し、同じ疾患に対して複数科で診療を行った場合も、DPC調査データに登録されている診療科で集計をしております。
大腸ポリープの切除術が最も多く、内視鏡カメラを使用して切除術を実施しております。
「-」で表示されている項目については症例数が少ないため計上しておりません。
初発 | 再発 | 病期分類 基準(※) |
版数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
胃癌 | 10 | - | - | - | 1 | 8 | ||
大腸癌 | - | - | 15 | 11 | - | 1 | 8 | |
乳癌 | - | - | - | - | - | - | ||
肺癌 | - | - | - | - | - | - | ||
肝癌 | - | - | - | - | - | - |
治療前のUICC・TMN分類でステージを分類しており、術後の病理検査などによるステージとは異なります。Stage0(上皮内がん)は集計の対象から除外されております。「初発」とは初めてがんの診断が為された場合や、初回治療を実施した場合です。「再発」は、初回の一連治療が終了後に追加治療もしくは再発治療を行った場合です。患者数は延べ入院回数(1人の患者さんが一連の治療のために複数回入退院を繰り返した場合はその入院回数分を計上)となっております。例えば、化学療法のために短期入院を繰り返した場合の延べ入院回数を含みます。不明項目にはがんの診断やステージを判断するための検査入院が含まれております。
当院は胃癌や大腸癌の患者さんが多くなっておりますが、消化器内科、外科の連携による、内視鏡検査での治療、外科手術による治療に積極的に取り組んでいるためです。また、緩和ケアチームによる、治療が困難とされたがん患者さんの苦痛を和らげQOL(生活の質)を高める緩和ケアの体制を整えております。
患者数が「-」で表示されている項目については症例数が少ないため計上しておりません。
患者数 | 平均 在院日数 |
平均年齢 | |
---|---|---|---|
軽症 | - | - | - |
中等症 | 41 | 19.56 | *82.44 |
重症 | 11 | 19.73 | *84.09 |
超重症 | - | - | - |
不明 | - | - | - |
成人(20歳以上)で、入院の契機(きっかけ)となった病名と医療資源を最も投入した病名(DPC請求病名)がともに市中肺炎の患者さんの数です。A-DROP「A:Age(年齢)、D:Dehydration(脱水状態)、R:Respiration(呼吸状態)、O:Orientation(意識状態)、P:Pressure(血圧)」の5項目のスコアによる該当点数(0~5点)で重症度の分類をしています。不明には意識障害について、肺炎によるものか他の要因によるものか判定できないものがあります。
市中肺炎とは、普段の社会生活を送っている中で罹患した肺炎のことを言います。当院では中等症の肺炎患者数が多く、平均年齢が高くなるにつれ在院日数が長期化する傾向にあります。
発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
---|---|---|---|---|
3日以内 | - | - | - | - |
その他 | - | - | - | - |
一般病棟へ入院された患者さんを集計しており、直接地域包括ケア病棟や回復期リハビリテーション病棟へ入院された患者さんは除外しております。発症からの日数別に患者数、平均在院日数、平均年齢、転院率を集計した数値です。
脳梗塞とは、脳に栄養を運ぶ動脈の閉塞(血管の詰り)、または狭窄のため、脳に血液が行き渡らず(脳虚血状態)、脳組織が酸素や栄養の不足により壊死または壊死に近い状態になることを言います。また、それによる諸症状も脳梗塞と呼ばれることがあります。当院は発症から3日以内の急性期の症例が主であり、急性期の患者さんに対して早急に対応しております。
患者数が「-」で表示されている項目については症例数が少ないため計上しておりません。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K0821 | 人工関節置換術(膝) 等 | 138 | 1.28 | 34.20 | 0.00 | *73.72 | |
K1426 | 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓形成) 等 | 98 | 1.71 | 19.91 | 3.06 | 73.18 | |
K0461 | 骨折観血的手術(大腿) 等 | 80 | 1.68 | 42.89 | 15.00 | *81.15 | |
K0811 | 人工骨頭挿入術(股) | 54 | 2.76 | 49.65 | 9.26 | *82.98 | |
K0462 | 骨折観血的手術(前腕) 等 | 41 | 2.02 | 15.51 | 0.00 | *61.41 |
・診療科ごとの手術について症例数上位5位までを集計しています。
・Kコードとは、手術術式の点数表コードです。ただし、輸血は集計外です。
・平均術前日数とは、入院日から手術日までの日数の平均です。手術日当日は含まれません。
・平均術後日数とは、手術日から退院までの日数の平均です。手術日当日は含まれません。
・創傷処理、皮膚切開術、非観血的整復術、徒手整復術、軽微な手術は除外しています。
・患者数が10未満の場合は、「令和7年度病院情報の公表の集計条件等について」の記載に則り、「-」(ハイフン)で表示しています。
・集計結果の公表にあたり、「令和7年度病院情報の公表の集計条件等について」にある「指標公開におけるフローチャート」を参照しています。
人工関節置換術、脊椎の椎弓形成、大腿骨骨折の手術が多いです。術後の日常生活機能低下を最小限にするため、急性期治療後は、地域包括ケア病棟あるいは回復期リハビリテーション病棟での十分なリハビリテーションを行っております。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K634 | 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) | 23 | 1.22 | 2.87 | 0.00 | 69.00 | |
K672-2 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 | - | - | - | - | - | |
K719-3 | 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 | - | - | - | - | - | |
K718-21 | 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) | - | - | - | - | - | |
K735-4 | 下部消化管ステント留置術 | - | - | - | - | - |
・診療科ごとの手術について症例数上位5位までを集計しています。
・Kコードとは、手術術式の点数表コードです。ただし、輸血は集計外です。
・平均術前日数とは、入院日から手術日までの日数の平均です。手術日当日は含まれません。
・平均術後日数とは、手術日から退院までの日数の平均です。手術日当日は含まれません。
・創傷処理、皮膚切開術、非観血的整復術、徒手整復術、軽微な手術は除外しています。
・患者数が10未満の場合は、「令和7年度病院情報の公表の集計条件等について」の記載に則り、「-」(ハイフン)で表示しています。
・集計結果の公表にあたり、「令和7年度病院情報の公表の集計条件等について」にある「指標公開におけるフローチャート」を参照しています。
鼠径ヘルニアが多くを占めております。ヘルニアとは、腹腔内容物(腸管や脂肪)が、腹壁に生じた欠損部を通じて飛び出す状態の事で、いわゆる脱腸です。左右の大腿の付け根部分に発症するのが鼠径ヘルニアと言います。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 等 | 23 | 0.00 | 1.00 | 0.00 | 65.91 | |
K6532 | 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍胃粘膜) | - | - | - | - | - | |
K7212 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm以上) | - | - | - | - | - | |
K735-2 | 小腸・結腸狭窄部拡張術(内視鏡) | - | - | - | - | - | |
K691-2 | 経皮的肝膿瘍ドレナージ術 | - | - | - | - | - |
・診療科ごとの手術について症例数上位5位までを集計しています。
・Kコードとは、手術術式の点数表コードです。ただし、輸血は集計外です。
・平均術前日数とは、入院日から手術日までの日数の平均です。手術日当日は含まれません。
・平均術後日数とは、手術日から退院までの日数の平均です。手術日当日は含まれません。
・創傷処理、皮膚切開術、非観血的整復術、徒手整復術、軽微な手術は除外しています。
・患者数が10未満の場合は、「令和7年度病院情報の公表の集計条件等について」の記載に則り、「-」(ハイフン)で表示しています。
・集計結果の公表にあたり、「令和7年度病院情報の公表の集計条件等について」にある「指標公開におけるフローチャート」を参照しています。
内視鏡による大腸ポリープ切除術が大半を占めております。クリニカルパスを用いて、自宅への早期退院が多いのが特徴です。
DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
---|---|---|---|---|
130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180010 | 敗血症 | 同一 | - | - |
異なる | 20 | 1.39 | ||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | - | - |
異なる | - | - |
この指標は、医療の質の改善に資するため、診療を行っていく上でゼロにはなりえないものの少しでも改善すべきものとして、播種性血管内凝固症候群、敗血症、その他の真菌感染症、手術・処置等の合併症について、入院のきっかけとなった病名(入院契機病名)の同一性の有無を区別して対象となる患者さんの数と発症率を示したものです。
肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが 「中」以上の手術を施行した 退院患者数(分母) |
分母のうち、肺血栓塞栓症の 予防対策が実施された患者数(分子) |
リスクレベルが「中」以上の手術を 施行した患者の肺血栓塞栓症の 予防対策の実施率 |
---|---|---|
516 | 491 | 95.16% |
肺血栓塞栓症は、手術後に血栓が肺の血管に詰まることで発生し、重篤な合併症を引き起こす可能性があります。当院では多くの症例において主に弾性ストッキングの着用や間歇的空気圧迫装置の利用により、血栓の形成を防止しています。
血液培養オーダー日数(分母) | 血液培養オーダーが1日に 2件以上ある日数(分子) |
血液培養2セット実施率 |
---|---|---|
235 | 200 | 85.11% |
血液培養は、菌血症や敗血症を診断するための重要な検査です。感染症の原因菌を特定し、適切な抗菌薬治療を行うために必要です。2セット実施することで、検出感度が向上し、擬陽性の減少を図ることができます。患者の状態にもよりますが、当院では基本的に2セットの実施を推奨しております。
広域スペクトルの抗菌薬が 処方された退院患者数(分母) |
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日 までの間に細菌培養同定検査が 実施された患者数(分子) |
広域スペクトル抗菌薬使用時の 細菌培養実施率 |
---|---|---|
88 | 67 | 76.14% |
広域スペクトル抗菌薬とは、さまざまな種類の細菌に対して効果を発揮する抗菌薬のことです。この広域スペクトル抗菌薬の使用時に細菌培養を行うことによって、感染の原因となっている細菌を特定し、最も効果的な抗菌薬を選択することができます。また、抗菌薬に対する耐性を持つ細菌を早期発見し、これにより耐性菌の拡散を防ぎ、適切な感染管理を行うことができます。
退院患者の在院日数の総和 もしくは入院患者延べ数(分母) |
退院患者に発生した転倒・転落件数 (分子) |
転倒・転落発生率 |
---|---|---|
32478 | 123 | 3.79‰ |
入院中の患者の転倒やベッドからの転落は少なくありません。原因としては、入院という環境の変化によるものや疾患そのもの、
治療・手術などによる身体的なものなどさまざまなものがあります。
転倒・転落の指標としては、転倒・転落によって患者に傷害が発生した損傷発生率と、患者への傷害に至らなかった転倒・転落事例の
発生率との両者を指標とすることに意味があります。転倒・転落による傷害発生事例の件数は少なくても、それより多く発生している
傷害に至らなかった事例もあわせて報告して発生件数を追跡するとともに、それらの事例を分析することで、より転倒・転落発生要因
を特定しやすくなります。こうした事例分析から導かれた予防策を実施して転倒・転落発生リスクを低減していく取り組みが、
転倒による傷害予防につながります。
退院患者の在院日数の総和 もしくは入院患者延べ数(分母) |
退院患者に発生したインシデント 影響度分類レベル3b以上の 転倒・転落の発生件数(分子) |
転倒転落によるインシデント影響度 分類レベル3b以上の発生率 |
---|---|---|
- | - | - |
入院中の患者の転倒やベッドからの転落は少なくありません。原因としては、入院という環境の変化によるものや疾患そのもの、
治療・手術などによる身体的なものなどさまざまなものがあります。
転倒・転落の指標としては、転倒・転落によって患者に傷害が発生した損傷発生率と、患者への傷害に至らなかった転倒・転落事例の
発生率との両者を指標とすることに意味があります。転倒・転落による傷害発生事例の件数は少なくても、それより多く発生している
傷害に至らなかった事例もあわせて報告して発生件数を追跡するとともに、それらの事例を分析することで、より転倒・転落発生要因
を特定しやすくなります。こうした事例分析から導かれた予防策を実施して転倒・転落発生リスクを低減していく取り組みが、
転倒による傷害予防につながります。
患者数が「-」で表示されている項目については症例数が少ないため計上しておりません。
全身麻酔手術で、 予防的抗菌薬投与が実施された 手術件数(分母) |
分母のうち、手術開始前 1時間以内に予防的抗菌薬が 投与開始された手術件数(分子) |
手術開始前1時間以内の 予防的抗菌薬投与率 |
---|---|---|
700 | 700 | 100.00% |
現在、細菌感染を起こしていないが、手術後の感染をできるだけ防ぐために、抗生物質
をあらかじめ投与することを予防的抗菌薬投与といいます。
開胸、開腹を伴う手術等は、手術開始直前に抗菌薬を点滴などで投与することにより、
手術後の感染を抑えることが期待されています。
退院患者の在院日数の総和もしくは 除外条件に該当する患者を除いた 入院患者延べ数(分母) |
褥瘡(d2(真皮までの損傷)以上 の褥瘡)の発生患者数(分子) |
d2(真皮までの損傷)以上の 褥瘡発生率 |
---|---|---|
- | - | - |
褥瘡は、看護ケアの質評価の重要な指標の1つとなっています。褥瘡は患者の QOL の
低下をきたすとともに、感染を引き起こすなど治癒が長期に及ぶことによって、結果的に
在院日数の長期化や医療費の増大にもつながります。
そのため、褥瘡予防対策は、提供する医療の重要な項目の 1つにとらえられ、1998 年
からは診療報酬にも反映されています。
本指標の定義は、目の前の患者が褥瘡発生する確率を見ているものであり、日々のケアの
質に関わるものです。
患者数が「-」で表示されている項目については症例数が少ないため計上しておりません
65歳以上の退院患者数 (分母) |
分母のうち、入院後48時間以内に 栄養アセスメントが実施された 患者数(分子) |
65歳以上の患者の入院早期の 栄養アセスメント実施割合 |
---|---|---|
- | - | - |
早期に低栄養リスクを評価し適切な介入をすることで、在院日数の短縮、予後改善につながります。
患者数が「-」で表示されている項目については症例数が少ないため計上しておりません。
退院患者の在院日数の総和 (分母) |
分母のうち、身体的拘束日数の総和 (分子) |
身体的拘束の実施率 |
---|---|---|
32478 | 115 | 0.35% |
身体的拘束は、制限の程度が強く、また、二次的な身体的障害を生ぜしめる可能性もあるため、代替方法が見出されるまでの間のやむを得ない処置として行われる行動の制限であり、できる限り早期に他の方法に切り替えるよう努めなければならないものとされています。
施設や医療機関などで、患者を、「治療の妨げになる行動がある」、あるいは「事故の危険性がある」という理由で、安易にひもや抑制帯、ミトンなどの道具を使用して、患者をベッドや車椅子に縛ったりする身体拘束は慎むべきものです。
新型コロナウィルス感染症対策のため、
味覚、嗅覚の異状や、発熱、鼻水、のどの痛みなど、風邪の諸症状による受診を希望される場合は、事前にお電話にてご相談ください。